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【野球ネタ】監督や選手が退場になる基準とは?過去には意外な人も退場処分に!

MLBやプロ野球中継を観ていると、たまに監督や選手が審判と揉めて、退場になるシーンを見ることがあります。

サッカーだとレッドカード1枚かイエローカード2枚で退場させられるというルールがありますが、野球の公式ルールには退場はありません。

では、野球の審判員は何を基準に退場処分を下しているのでしょうか?

感情に左右される部分はありますが、ある程度のラインは決まっているのでご紹介します。

退場の定義

審判員は試合進行の妨げになるような行為があれば、その対象者を試合から除き、競技場から退かせる権利を持っています。

退場させるのは選手だけではなく、監督、コーチ、トレーナー、通訳など多岐に渡ります。

また、程度により出場停止処分や罰金をとられるケースもあります。

両チーム、ラフプレーなどによる乱闘に発展した場合は、当事者や乱闘により関わった人物を退場にさせられます。

退場処分の基準

審判の裁定には異議を唱えられないのが規則ですが、実際には多少の抗議や異議申し立ては許されています。

しかし、度を越えて執拗に抗議したり、暴言や暴力は即刻退場となります。NPBでは監督の抗議時間は5分以内と決められており、そのゲームの塁審がストップウォッチで抗議時間を計っています。

また、ベンチから激しい不満の態度を示した場合は、まず警告を審判員が発します。

それでも引き続き、抗議をした場合は以下のような対処をします。

反則者が特定できる場合
その反則者を退場にする
反則者が特定できない場合
控え選手全員をベンチから去らせる(監督が交代の時だけ、必要な選手を呼び戻すことが出来る)

退場した選手は何をしている?

退場宣告された選手は試合はもちろん、ベンチにすら入れません。

直ちにグラウンドから去り、クラブハウス内にとどまっているか、ユニフォームをぬいで野球場構内から立ち去るか、あるいはスタンドに座る場合は、自チームのベンチまたはブルペンから離れたところに座る必要があります。

出場停止処分中の監督やコーチ、選手は試合中ダッグアウト、クラブハウス、新聞記者席に入ることは出来ません。

意外な人も退場に! 観客が退場処分になったことも

野球における退場処分は監督や選手だけではありません。

MLBでのエピソードになりますが、2016年8月2日に行われたフィリーズ対ジャイアンツ戦にて、ボブ・デービッドソン審判員が観客に対し、退場処分を命じました。

デービッドソンといえば、2006年WBCで日本隊対アメリカ戦で、日本のタッチアップによる得点を取り消したことで有名になった審判員です。

今回の退場処分の経緯は、デービットソンは6回、ジャイアンツの攻撃中に突如タイムをかけると、三塁ベンチ方向へ歩き出し、スタンドに座る男性の観客に退場を宣告しました。この男性はジャイアンツの選手に対して「下手くそ」や卑猥な言葉を投げかけるといった暴言を叫び続けていたそうです。

デービッドソンは試合後に退場についての経緯を説明し、「観客の中には妻や恋人、子どもと一緒に観戦している人がいるかもしれない。そのような人たちは、あの男が叫び続けていた言葉を聞くためにチケットを買ったのではない。」と語り、「周りの観客は自分の判断を支持していたよ」と続けました。

どうやら今回のジャッジは正しいジャッジだったようです。

まとめ

スポーツは人と人が行う競技であり、試合をジャッジするのも人なのです。

一時的な感情が退場を招いてしまうこともありますが、お互いが真剣に仕事に対して全うしているとも言えます。

最近のプロ野球は「リプレー検証」が導入され、判定を覆せるような仕組みも取り入れたことにより、以前よりは退場者は減っています。

好きな選手が退場してしまうのは残念ですし、今後も退場者を減らす取り組みを積極的に行ってほしいですね!